外為サマリー:1ドル102円20銭前後の円安、ウクライナ情勢の緊張緩和で円売り

 5日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=102円18~19銭近辺と前日午後5時時点に比べ38銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=140円39~43銭と同38銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円相場は102円20銭前後の円安水準で推移。ロシアのプーチン大統領は4日に「ウクライナのクリミアで現時点では武力を行使する必要性はない」と記者会見で述べた。これを受け、ウクライナ情勢の緊張緩和観測が高まり、リスクオフの巻き戻しが活発化。102円台前半へと値を戻している。ただ、102円30銭前後は前日のニューヨーク市場からの抵抗線となっており、一段の円安には新たな材料が求められる状況にある。ウクライナ情勢を巡る懸念が目先、後退したことから週末の米雇用統計に再度、目が向かいそうであり、この日発表のADP雇用統計に関心が集まっている。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.3740~41ドルと前日に比べ 0.0013ドルのユーロ安・ドル高。ウクライナ情勢の緊張緩和による地政学リスクが後退したが、6日の欧州中央銀行(ECB)理事会では利下げ観測も出るなか、ユーロの上値は重い状態が続いている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)