関心はウクライナからアメリカへ=外為どっとコム総研 神田卓也

株高でも上値は限られる
東京市場のドル/円は102円台前半の狭いレンジでもみ合った。ウクライナ情勢への懸念がひとまず後退した事で株価は上昇したが、ドル/円は昨日の海外市場で付けた102.20円台の高値をはっきりと上抜けられなかった。
ウクライナ情勢への反応は一巡
ウクライナ懸念後退のきっかけとなったプーチン露大統領の会見が伝えられた昨日の欧州市場から丸一日を経た事で、市場の反応は一巡したと見られる。
今後の市場の関心は、ドル/円相場にとって本筋の材料である米国景気の動向に移っていく公算だ。
米経済指標に素直に反応
本日は、米2月ADP全国雇用者数(22:15)、米2月ISM非製造業景況指数(24:00)が発表予定であり、予想を上回ればドル買い、予想を下回ればドル売りという素直な反応が見込まれる。いずれも、7日の米2月雇用統計の前哨戦という意味合いも持つ指標だけに結果が注目されよう。
のほか、18-19日に行われるFOMCの討議資料となる地区連銀経済報告(ベージュブック、28:00)も発表される。