米国市場は売り買い交錯も続伸へ、下値模索は限定的

5日のNY株式市場は、地政学リスクに警戒しつつも、ECBの結果公表控える以上、続伸に傾きやすい
時間外取引のCME米国株式指数先物はしっかり、今晩にADP雇用報告の結果発表を控えているが、引けにかけては締まった動きになるとみている。
明日にECBによる政策金利の発表を控え、緩和と据え置きの思惑がほぼ真っ二つに分かれていて、一方的な方向へ仕掛け辛いはず。
仮にADP指標が市場予想を下回ったとしても、欧米の金融政策に思惑が浮上しやすく、ネガティブな反応は考え難い。
最後は各国中銀による金融政策が背景となり、積極的に下値を伺う動きはないとみている。逆に上値も重いだろう。
今晩はユーロ圏で小売売上高など、米国ではISMサービス業指数やベージュブックが公表される
今晩予定されている経済指標・イベントについては、ユーロ圏で小売売上高の発表が控えており、この結果は景況感測る指標として注目されるだろう。
明日にECB理事会による新たな追加緩和策が議論される以上は、指標の結果が市場予想を上回っているよりもさえない結果が思惑を募らせやすい。
米国ではISMサービス指数が発表、小売動向や同業種の雇用情勢などは注目度高い指標として位置づけられやすいが、上値追いの強調材料とならない。
これまで市場予想を上回っても下回っても大きな反応を見せていないので、その点に関して売買収益化を狙えるところではない。
むしろ、ベージュブックの結果に関しては金融政策の行方を占いやすいので、引け後のリスクを考慮するならポジションは軽めだ。
ECB理事会に関する噂話や、ロシア・ウクライナ情勢には神経質であるべきも影響は軽微と想定
16時半にスタートした先物夜間取引は日中比で上昇、下値を売り仕掛ける動きも限られ、イベントドリブンは非常に難しい。
為替についても円ベースで見ると円安に傾かず、追加緩和は後退しているように見えるが、ユーロドルは明らかにドル買いが優勢だ。
既に追加緩和を織り込もうとする動きはユーロドルに表れており、トヨタ自などが下落した背景も円買い観測を先取りした可能性が高い。
したがって、今晩のNY株式市場はADPの結果は引けにかけて消化され、底堅いプラス圏での終了になると考えている。
22時15分は大きくブレても次第に収束に向かうとみている。