【英ポンド】 MPCでの動きは想定しづらく、ボックス相場を継続か

一目均衡表の雲はブレイク
英ポンド/円相場は、1ポンド=170円の節目を挟んで揉み合う展開になっている。ウクライナ情勢を巡る緊張状態を受けて、3月3日の取引では一時168.83円までポンド安・円高が進行する場面も見られたが、大きな値動きには発展していない。もっとも、逆に改めてポンド買い・円売りを進めるような材料も乏しく、ボックス相場が継続されている。

今週は6日にイングランド銀行(英中央銀行)の金融政策委員会(MPC)が開催されるが、現行の金融政策は据え置かれる見通しになっている。イングランド銀行主任エコノミストのデール氏は、景気回復に伴い「健全な」意見の分裂が生じる可能性を指摘しているが、「近い将来の利上げは考えていない」と述べるなど、差し迫った政策変更は想定されていない。マイルズMPC委員も、「近い将来の利上げは計画していない」と述べており、英金融政策は話題になりづらい。サプライズがあるとすれば、利上げ観測・期待を後押しする形でのポンド高となろうが、当面はポンドサイドから大きく仕掛けるのは難しいだろう。11日には1月鉱工業生産の発表が予定されており、英経済の底固さが確認できればポンド高につながる可能性もあるが、上値は限定的とみている。

一方、円サイドも手掛かりに乏しくなっている。引き続きウクライナ情勢の進展状況や中国景気動向が注目されるが、リスクオフの円高圧力には一服感が浮上している。引き続き、ポンド/円相場は調整局面があれば買い拾う程度のスタンスで十分だろう。

テクニカルでは、一目均衡表の雲上限(171.02円)をウエヌク、同水準を支持線に転換できるのかが試される。同水準を完全にブレイクできれば、170~175円までコアレンジが切り上がる。一方、支持線は基準線(167.89円)で、その下は165~166円まで値が飛ぶ可能性あり。サイコロジカルは、前週の8勝4敗から7勝5敗に。14日RSIは56.83。

今後1週間の予想レンジは、168.50~173.00円。

注目イベント
【 英国 】
03/06(木)イングランド銀行金融政策委員会
03/11(火)1月鉱工業生産
03/12(水)1月貿易収支

【 日本 】
03/04(火)2月マネタリーベース
03/07(金)1月景気動向指数
03/10(月)1月国際収支
03/10(月)第4四半期国内総生産