もう一つ、ポジティブ要因が欲しい…!

注目はウクライナからECB・米雇用統計へ…
※ご注意:予想期間は3月7日と表示されていますが、本日(6日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

ウクライナ情勢の緊張緩和がもたらすリスク回避の巻き戻しは昨日も続きましたが、次第に“ECB(欧州中央銀行)理事会”“米雇用統計”へとテーマは移っていきました。

そうした中で発表されたADP雇用統計(民間)は事前予想を下回る+13.9万人に留まり、前月分も下方修正されました。またISM非製造業景況指数(PMI)は2010年1月来の51.6へと低下し、構成項目である雇用指数は56.4⇒47.5と大幅に低下するなど、芳しくありませんでした。このためドルのセンチメントは悪化し、ドル買いは限定されました。
QE縮小への思惑は根強い - ドル売り限定的
もっとも寒波という一時的な要因では「QE(米量的緩和)縮小ペースは変わらない」との見方は強く、米地区連銀経済報告〈ベージュブック〉でも景気判断が若干引き下げられたものの、ドル売りは限定されました。ECB追加緩和への思惑を重荷とするユーロが対ドルで下落したことも、ドル円の下値を支えた感があります。
まずは本日は欧州 - ECB理事会に注目
こうした状況下で本日は、いよいよ今週の2大イベントの一つ(ECB理事会)を迎えます。

“政策金利発表”およびその後の“ドラギ総裁の記者会見”までは、ユーロを中心に「積極的なポジション形成は手控えられる」と考えるのが自然です。このためこうした動きが、ドル円にも波及する可能性は高いと考えておかなければなりません。
102.50-80円突破を目指すには…
ただし芳しくない米経済指標でも“下押さなかった”昨日の状況は、ネガティブ(下方向)要因への感応度が下がたと考えることが可能です。逆にポジティブ(上方向)要因には敏感に反応する可能性があり、2月に何度も上値を押さえられた102.50-80円突破に向けて勢いがつく展開への期待も膨らむところです。

現時点の材料では“102円前半~半ば”をレンジとした“神経質なもみ合い”といわざるを得ませんが、そろそろ“上値ブレイクに向けた準備”を始めたいところです。何でもいいのでもう一つ、ポジティブ要因が欲しい…。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:102.931(1/31高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:102.823(2/21高値)
上値3:102.747(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:102.680(2/24-26高値)
上値1:102.506(日足・一目均衡表先行スパン下限、3/5高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:102.287
下値1:102.115(3/5安値、ピボット1stサポート)
下値2:102.000(大台)
下値3:101.922(100日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値4:101.655(ピボットローブレイクアウト)
下値5:101.401(3/4安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:12 ドル円 抵抗・支持ライン追加

14:05 ドル円 抵抗・支持ライン誤表記修正