<私の相場観>=外為どっとコム総合研究所・研究員 石川 久美子氏

 ウクライナ情勢は、今後の動向を確かめる必要があるものの足もとではいったんは落ち着きつつある。今後は、米国情勢へと関心は戻ることが予想される。3月の連邦公開市場委員会(FOMC)では、100億ドルの資産購入額の減額によるテーパリング(量的緩和の縮小)が決まるとみる向きが多い。

 ただ、7日の米2月雇用統計の結果で市場は左右されそうだ。予想に比べ結果が良かった場合、株式や債券主導でゆっくりドル高が進むことも予想される。一方、悪かった場合はテーパリングのペースを緩めるとの観測からのドル安が進む可能性がある。悪い結果の方が良い場合に比べ反応は大きいかもしれない。10日から11日の日銀金融政策決定会合も結果次第で激しい値動きもあり得る。

 今後1カ月程度のドル・円相場のレンジは1ドル=100~103円50銭程度を想定する。ユーロ・ドルは1ユーロ=1.3450~3900ドル。6日の欧州中央銀行(ECB)理事会で利下げがあるか注目される。豪ドルは1豪ドル=88円20~93円50銭。豪ドルの上値は重いだろう。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)