ECBに注目

日経平均15000円台乗せで円売り強まる
昨日の海外時間には、ウクライナ懸念が後退したことからリスク選好の動きで円売りが強まりましたが、発表された米・2月ADP民間雇用者数が予想よりも弱い結果となって円の買い戻しが強まりました。

欧州時間序盤、欧州株や日経平均先物が反発したことからユーロドルは1.3740台まで、ユーロ円は140.80円付近まで、ドル円も102.40円台まで上昇しました。発表されたユーロ圏・第4四半期GDPは予想通りであったものの、欧州株が反落したことからユーロドルは1.3700台まで、ユーロ円は140.30円台まで下落しました。その後、プーチン露大統領が「ロシアは経済問題を政治から切り離す状況を維持する」と述べたり、バロッソEU委員長が「EUはウクライナに対して数年間に渡って110億ユーロの金融支援を行う用意がある」と述べたりしたことから、リスク選好の動きで各国株価と米長期金利が上昇し、ユーロドルは1.3730台までユーロ円は140.70円台まで上昇しました。

NY時間にはいって、発表された米・2月ADP民間雇用者数は予想よりも弱い結果で、一旦ドル売りが強まって、ユーロドルは1.3750付近まで上昇し、ドル円は102.30円台まで下落しました。しかし各国株価が下落したことからユーロドルは1.3700台まで、ユーロ円は140.50円台まで下落しました。全般的にドル買いが強まったことからドル円も買われ、102.50円台まで上昇しました。

その後も各国株価の下落が続く中、発表された米・2月ISM非製造業景況指数も予想を下回って、米長期金利も低下を始めたことから、今度はドル売りが優勢となって、ドル円は102.20円台まで、ユーロ円は140.40円台まで下落し、ユーロドルは1.3740台まで上昇しました。

NY時間午後にはいると、新規の材料がない中各通貨ペアともレンジ取引となりました。

東京時間にはいって、日経平均が上昇し15000円台を回復していることから円売りが強まっています。

今日の海外時間には、英中銀(BOE)と欧州中銀(ECB)の政策金利発表があるほか、独・1月製造業受注、米・新規失業保険申請件数、米・1月製造業受注の発表とドラギ・ECB総裁の会見が予定されています。

今日のECB理事会に関して、追加緩和の有無が注目されています。大方の予想では、何も決定されず現状維持、との見方です。ただし一部では0.25%の政策金利を0.15%または0.10%に引き下げる、国債買い取りプログラムで支払った代金を吸収することを停止すること、などを予想している向きがあります。その他、中銀預金金利のマイナス化や、融資債権の証券化商品をECBが買い入れる量的緩和などの予想もあります。

何も決定されなければややユーロ買いが強まると予想できる一方、何らかの緩和が決定されれば
その内容や金額によってはユーロが比較的大きく下落する可能性があります。