【レンジ推移】ECBは動くのか? OANDA Japan 佐藤 甲

【予想レンジ】102.50-103.40 【予想時刻】2014年3月6日 18:00
昨日は雇用統計の前哨戦であるADP雇用統計が市場予想を下回る13.9万件、前回数値も17.5万件から12.7万件へ下方修正と弱い結果となりました。唯一救いとなったのは1月分よりも改善していたという点でしょうか。発表後のドル円は一瞬下落を強めるものの、すぐに盛り返す動きとなりました。エコノミストの市場予想以上に実際のプレイヤーは弱いことを想定していたのか、弱い結果が寒波の影響と割り切っているのかはわかりませんがドル円は底堅い推移となりました。
その後に発表されたISM非製造業景況指数も市場予想を大きく下回る51.6、内訳の雇用の数値も弱い結果となりました。これを受けて米国債利回りは低下、ドル円の上値も重い推移となりました。
本日のアジア時間はGPIFの運用に関しての期待から日経平均が底堅い推移となったことからドル円も上値を追う動きとなりました。
次に意識されるのは2月21日のレジスタンスとなった102.83近辺と考えられます。このライン、さらには103円台を奪回できるようなら更なる上昇を圧力が強まる可能性が高まります。

本日は欧州時間に行われるECB理事会に注目が集まります。ECBが追加緩和をおこなうのかどうか、追加緩和を行うとしたらどのカードを切ってくるのかに注目が集まります。
利下げ、預金金利のマイナス化、SMPの不胎化停止などが予想されています。もし、仮にSMPの不胎化停止をECBが選択した場合は、実質的に量的緩和を行ったのと同じ状況となるため、ユーロ売りが強まり、ドル円もユーロ円に足を引っ張られる場面もみられるかもしれません。また、利下げを予想する声が以前から多いことから、利下げのカードを切った場合のインパクトは限定的、または一時的なものになる可能性が高いと思われます。

ただし、明日に雇用統計を控えているため、動きにくい状況は続くと予想されます。