6日の米国市場は3市場上昇想定も、ドラギ氏の舵取りに注意

6日のNY株式市場は、ECBの結果がすべて。グローバル市場に安心感を共有できるようになるか?
時間外取引のCME米国株式指数先物は上昇、今晩のECB理事会に追加緩和期待のショートカバーが入りやすいとみている。
昨晩のNY株式市場は、ADP雇用報告やISM非製造業指数の結果が市場予想以下だったに関わらず、ECBの結果を意識した底堅い展開に終始していた。

今晩のイベントドリブンが明日の雇用統計の結果よりも重要で、昨日のADP統計は不調だったに関わらず、反応はほとんどなかった。
言わば、英中銀とECBによる金融政策決定の結果が最も大きな鍵を握っており、明日の雇用統計は寒波の言い訳ができる最後の月と位置付けて良い。
今晩は欧州でドイツ製造業受注、米国では製造業受注指数や新規失業保険申請件数が発表される
今晩予定されている経済指標・イベントについては、ドイツで製造業受注の結果が発表予定、ドイツDAX指数のボラティリティが高いだけに注目だ。
また米国では、新規失業保険申請件数や製造業指数の結果が発表されるが、昨晩はISMサービスインデックスにも反応せず、ほぼスルーされるだろう。
明日にNFPやPSPなどのセクター別雇用者数が重要視されるかもしれないが、米国市場で重きにおいている部分がFRBの金融政策、過度な警戒は必要ない。

ただし、ドイツの経済指標に関してはここ最近の低調な結果が目立っているので、発表後のユーロ通貨動向が注目されやすい。
特にユーロ円の動向よりも、ユーロドルの反応がECBの結果公表後の反応同様に重要なポイント、結果次第では1.36台に入ることもあるだろう。
ECB理事会後のドラギ総裁会見は、マーケットの動向に影響大きい。ウクライナ巡っては緊急首脳会談
16時半にスタートした先物夜間取引は日中比で上昇、ECB理事会後の動向を先取りした動きが一段と強まっている。
GPIFの運用先弾力化も好材料だが、やはり欧米の金融政策イベントを前にして、現状はショートカバーが入りやすい流れにある。
しかし、常に波乱材料となっているドラギECB総裁による会見は大きな勝負の分岐点になる可能性高く、上下大きくブレることも。
ウクライナ巡ってはEU間で緊急首脳会談が開催予定、大規模な資金援助がすんなりと決まるのか、会談内容が伝われば手掛かり材料となりそうだ。

今晩のNY株式市場はECBの決断次第だが、マーケットの期待に応えれば、すんなりと上昇へ傾くと想定できる。
いずれにせよ、今晩の株価のカギは欧州の動向が握っていると言っても過言ではない。今週の大きなヤマ場とも言えるだろう。