【買い】ニイタカ(東2・4465)松屋の「すき焼き」参入で思惑も

牛丼業界全体が力を注ぐ「すき焼き」で、思わぬ特需発生!
<12:05追加>
 
昨年5月7日に付けた高値1,100円を更新する強い動きです。

同社は5月期決算企業ですので、3月末に配当はありませんが、月内に第3四半期(13年6~14年2月)決算が発表される予定です。

吉野家が「牛すき焼き定食」を開始したのが昨年の12月でしたので、第3四半期には当初想定されていなかった「すき焼き特需」が業績に寄与したのではないかとも考えています。

吉野家では、鍋の火が消えると固形燃料を追加してくれる店舗も実際ありました。1個10円程度とみられますが、ちりも積もれば山となるでしょうか。

ニイタカ(東2・4465)

業務用洗剤や固形燃料の製造を主力とする同社。

松屋フーズは、運営する牛丼店「松屋」で、今月中にも「すき焼き鍋膳」を発売すると昨日、各メディアにて報じられました。これで吉野家、すき家、松屋の牛丼大手3社がそろってすき焼きを販売することになりますが、牛丼大手の方針転換で恩恵を受けるのが、固形燃料を手掛ける同社でしょう。

すき焼きは調理してからの提供となりますが、先行して販売を行っている吉野家、すき家では、冷めないように鍋を過熱して客に提供されています。松屋も同じような提供方法になると思われますので、牛丼大手のすき焼き戦略で「固形燃料特需」が生まれるというわけです。

1杯280円という、牛丼各社の価格競争はこれまでデフレの象徴とされていましたが、景気回復に伴って、吉野家HD・ゼンショーHDの2月の既存店売上高が増えている通り、より単価の高いすき焼きが好まれるようになったと見ています。

1月の全国消費者物価指数は、指標となる生鮮食品を除くコアCPIが100.4と、8ヶ月連続で前年を上回りました。消費者物価指数が上昇したといわれてもなかなか実感は湧きませんが、牛丼よりすき焼きが好まれるようになったというニュースを見て、デフレ時代の終焉が近いのかもしれないと感じている次第です。

 小野山 功