“新たなポジティブ要因”を手にしただけに…!?

ECB追加緩和見送り - ユーロ急伸
※ご注意:予想期間は3月8日と表示されていますが、本日(7日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

「追加措置を正当化できるほど、経済・金融状況は変わっていない」

様々な思惑が入り乱れていましたが、ECB(欧州中央銀行)は結局、追加緩和を見送りました。さらにその後の記者会見で上記コメントをドラギ総裁が発したこともあり、幅広い通貨に対してユーロは買い戻されました。
ドル円も103円台へ…
一方で、昨日発表された米新規失業保険申請件数は、昨年11月下旬以来の低水準(32.3万件)へと減少し、翌日に控えた米雇用統計への楽観論も高まりました。このため対ユーロにおける下落圧力はドルより円が上回り、ドル円においてはドル買い・円売りが勢いを増していきました。こうして2月には何度も上値を押さえ込まれた102.50-80円を突破すると、103円前半へと駆け上っていきました。
期待感は高まりやすい!? - 米雇用統計
“新たなポジティブ要因”を手にしたことによる“上値をブレイク”は、“さらなる上値追いへの期待”もかかるところです。
しかしながら本日は、2大イベントのもう一つ(米雇用統計)が控えています。

+15.0万人前後となっている非農業部門雇用者数の事前予想数値が基準となり、一部からは「やや楽観的」との声も聞こえてきます。しかし“悪化は寒波による一時的な影響”との見方がコンセンサスになりつつある状況ですので、「(弱めとなっても)ドル売りは限定される」「(強めならば)テーパリング(米量的緩和縮小)継続への思惑からドル買い優勢」という展開が期待されるところです。テクニカル的にも、来週初にかけて先行スパンの雲にネジレが見られており、「期待感は高まりやすい」と考えるのが自然ということになります。
“思惑/ポジションの整理”が入っていないのが気になるが…?
もちろん結果次第ですので、“頭打ち・急反落”の可能性は残ります。また通常であれば入る“様子見/膠着”の中での“思惑/ポジションの整理”が、今回はあまり入っていないことも少し気になります。しかし“新たなポジティブ要因”を手にしたことによる期待が、それを上回ります。

“思惑/ポジションの整理”が発表前までにある程度入ることを想定しながら、“さらなる上値ブレイク”を期待したいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:104.286(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:104.000(大台)
上値3:103.650(1/2~2/4の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:103.449(日足・一目均衡表先行スパン上限、1/29高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:103.163(3/6高値)
前営業日終値:103.056
下値1:102.715(3/6の50%押し)
下値2:102.616(日足・一目均衡表先行スパン下限、3/6の61.8%押し)
下値3:102.414(3/3~3/6の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値4:102.182(日足・一目均衡表転換線、3/3~3/6の50%押し、3/6安値)
下値5:101.978(100日移動平均線、3/3~3/6の61.8%押し、ピボット2ndサポート、大台)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:56 ドル円 抵抗・支持ライン追加

18:49 関連リンク1件追加