【小幅高】今夜は雇用統計  OANDA Japan 佐藤 甲

【予想レンジ】102.60-103.60 【予想時刻】2014年3月7日 18:00
昨日のドル円は底堅い推移を続けた後、ECB理事会、ドラギ総裁の会見を受け追加緩和への期待が後退したことを受け、対ユーロで円が大きく売られたことや新規失業保険申請件数が強い結果となったことから上値をさらに伸ばす展開となりました。
今回のECB理事会での追加緩和が行われなかったことは、日米欧の中央銀行の中では日銀が一番緩和に積極的と考えられ、ドル円の下支え材料となると思われます。
日米欧の中央銀行のバランスシートの変動は日銀(バランスシート拡大中、消費税前後にさらに追加緩和の可能性あり)>FRB(バランスシート拡大ペース縮小中)>ECB(バランスシート縮小中)の状態となっており、円が弱い地合いが続く可能性が高いと考えられます。
ただし、FRBの米国の回復ペースがさらに鈍化し、QE縮小ペースの減速となるとFRBのバランスシートも拡大ペース停滞になり日銀と同じく拡大継続となることから円売りモードの障害となりそうです。

本日は米国2月の雇用統計の発表となります。前哨戦のADP雇用統計は弱め、ISM景況指数の雇用指数も弱めな数字、新規失業保険申請件数は比較的安定ペースを維持となっています。

市場では悪天候の影響からある程度弱い結果が出ることは織り込み済みのため、非農業部門雇用者数変化が+10万を割り込むまたは、マイナスになるなどの大崩れがなければ下方向への圧力は限定的なものとなると考えられます。
+10万を割り込むと直近でドル円は上昇を強めていることから売りが集中し下値を探る動きとなると思われます。

逆に市場が弱いと思っている状態で良好な結果となった場合のインパクトは大きくなると考えられます。

日足チャートではテクニカル面ではダブル(トリプル?)ボトムのネックラインを上抜けてきたような動きとなっていることから上昇を強めそうな形となっていることから、良好な結果となると104円台後半を目指したドライブにつながる可能性が高いと思われます。