7日の米国市場はダウの反落を想定、中露に警戒する可能性も

7日のNY株式市場は、雇用統計の結果を手掛かりとするより、週末の地政学リスクに備えると想定
時間外取引のCME米国株式指数先物は上昇、ドル高やアジア市場の堅調さを背景として、底堅く推移しているようだ。
昨晩のNY株式市場はナスダックが反落したものの、S&P500指数は高値を更新し、ダウも最高値更新が視野に入っている。
今晩は米国で最も重要なイベントが予定されているが、ADPの結果をスルーしたように、市場予想下回っても影響受けることはなさそうだ。
ただし、失業率については一部予想で6.4-6.5%を想定するところもでており、ポジティブに買い先行は難しく簡単ではない。
今晩は欧州でドイツ鉱工業生産、米国とカナダでは雇用各指標が22時半に発表される
今晩予定されている経済指標・イベントについては、ドイツで鉱工業生産が発表予定、注目度は高くユーロ通貨にも影響しやすい。
ドイツDAX指数はフランスとは対照的に伸び悩む傾向にあり、今のユーロ高に悪影響を意識しやすい該当国でもある。
また、ここ最近の経済指標の結果が米国同様に減速傾向にあることも事実、ユーロ高の流れが一転することも考えられ、注意が必要だ。
米国以外でも隣国のカナダで雇用者数の発表が予定され、カナダドルを発信源としてドルやユーロに影響することもあるだろう。
先週は土日に地政学リスク高まっただけに、手仕舞い機運は高まりやすい
16時半にスタートした先物夜間取引は日中比で小幅反落のスタート、米国時間で雇用指標が発表されるまで上値は重いとみている。
先週は、引け後にマーケットが地政学リスクに晒され、3日寄り付きの波乱要因となった。この週末も引けにかけて意識されるだろう。
中国のシャドーバンキング破綻に関するWSJ紙の記事は、NY時間の朝方に入って初めて意識される可能性高く、思わぬネガティブ要因になるかもしれない。
米ロの電話会談も両方の主張に大きな隔たりがあり、クリミア半島内で起きた際の有事には備えておいても良いはずだ。
来週はSQ週でもある。
雇用統計に手掛かり材料はなくても、やはりこの週末は中露における地政学リスク意識の利確優勢な下落で落ち着くと考えている。
週明けのギャップアップは、来週の予定から見ても前半は難しく、期待はできないだろう。