先行指標で見る雇用統計

寒波の神様
今回も「先行指標」から米国の雇用統計がどのような数字が出るか見ていきたいと思います。

予想値は以下のとおりです。

非農業部門雇用者数:14.9万人 前回値:11.3万人
      失業率:  6.6% 前回値:6.6 %

前回の大幅悪化も寒波の影響ということで楽観的でしたが、今回は予想値が14.9万人とかなりハードルが下がっていますね。

さて、雇用統計の先行指標としては、以下のものがあります。

・新規失業保険申請件数
・ISM製造業景況指数
・ISM非製造業景況指数
・ADP民間雇用者数

では、順番にいきましょう!

「新規失業保険申請件数」
重要視される2月第1週と、第2週の結果は以下のとおり
・第1週 33.9万件
・第2週 33.6万件

1月平均(33.2万件)よりも週平均1万人以上悪化しています。
それを考えれば、あまり良い結果は期待できそうにありません。

「ISM製造業景況指数」
1月:51.3
2月:53.2

今回は大幅に改善されています。
とはいえ、7月~12月の水準には届いていません。

「ISM非製造業景況指数」
1月:54.0
2月:51.6

こちらは大幅悪化となっています。
しかも、この水準は2010年8月来の低水準になります。
なかなか辛い結果となっています。

「ADP民間雇用者数」
1月:12.7万人(17.5万人より下方修正)
2月:13.9万人

コチラも大幅悪化となっています。
前月分が-4.8万人も下方修正されているネガティブサプライズもセットです。

雇用統計との整合性が毎回疑問視される「ADP民間雇用者数」ですが、今回はそうであることを願うばかりです。

 - 結論 -
上記を見てお分かりのとおり、今回の雇用統計は先行指標を見てみると全くと言っていいほど期待できそうにありません。

前回の数字より悪いとなると、10万人以下の可能性も出てきます。
そうなると、「そんなに悪いの!?」という疑問が出てくる為か、売れないディーラーもいるようです。
アルゴリズムは売ってきますが、人間が売らないので思ったほど下落しないということもあります。
謎の買いに注意
ここ2カ月連続で、雇用統計の30秒ほど前に謎の買いが入るという事件が起きています。
直前にストップロスを狙って50銭ほどの上昇をしていますので、この動きには本当に注意です。

そういうこともあるため、余計に雇用統計前にポジションを取るのはリスクとなります。
ちなみに、この買い上げに便乗しようとしてもスプレッドが広がるために、例え上昇しても利食いがうまくいく保証はありません。

先月も難しい雇用統計といわれましたが、今回も一筋縄ではいかないようです。