<私の相場観>=証券ジャパン・調査情報部長 大谷 正之氏

 米2月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比17万5000人増で、市場予想の14万9000人増を上回る伸びとなり、円安・ドル高が進行している。

 今週の注目点は、10~11日に開催される日銀金融政策決定会合。多くの市場関係者は、金融政策について据え置くと見ているものの、一部には4月からの消費増税を前に、異次元の量的・質的金融緩和第2弾を期待する向きもある。

 昨年末高値から2月安値までの下落幅の半値戻し水準に当たる1万5158円を、7日終値で回復したことで反発基調が鮮明となった。今後は3分の2戻しの1万5530円水準が目標となる。

 個別銘柄では、昨年来高値圏にある銘柄に注目。自動車排ガス用セラミックスの需要が国内外で拡大する日本ガイシ<5333.T>、7日に、14年10月期第1四半期の好調決算と4月末株主に対する1対2株の株式分割実施を発表したエイチ・アイ・エス<9603.T>、主力商品のインクジェットプリンター用消耗品の販売が欧米で順調な拡大をみせているセイコーエプソン<6724.T>に注目している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)