<話題の焦点>=電動アシスト自転車、用途拡大で成長加速へ

 電動アシスト自転車は用途拡大に伴って、さらなる市場拡大が期待できそうだ。充電時間の短縮や走行距離の延長などの技術改良が進み、国内では高齢者や子育て世代の「街乗り」に加えて、通勤通学や業務用として使われはじめている。自転車産業振興協会によると、2013年の同自転車の出荷台数は前年比14%増の44万5991台。

 経済産業省は2月26日、走行を補助する力を通常より高めたリヤカー付きの電動アシスト自転車について、配送業での活用を認めると発表した。同省は、女性や高齢者らの仕事の効率が高まることなどを認定の理由に挙げた。4月以降に規制を緩和する。電動自転車の走行の補助力に関しては、道路交通法の施行規則が上限を「人がペダルを踏む力の2倍」と規定。今回、特例制度により「3倍」にすることが認められた。

 ヤマハ発動機<7272.T>は、14年の電動アシスト自転車「PAS」販売計画について、13年比10%増となる14万1000台と見込む。パナソニック<6752.T>グループのパナソニック・サイクルテックは、幼児2人同乗対応電動アシスト自転車「ギュット・アニーズ」とベビーカーのコラボレーションモデルを発売。

 また、ブリヂストン<5108.T>傘下のブリヂストンサイクルは、電動アシストタイプを、3人乗り(幼児2人同乗)対応にモデルチェンジした子供乗せ電動アシスト自転車を、2月中旬から発売している。一方、大規模自転車小売り専門店のあさひ<3333.T>は、基本性能を徹底的に追求した新しいオリジナル電動アシスト自転車で、年率20%を上回る売上増を目指している。

◆主な電動アシスト自転車関連銘柄

 銘柄<コード>   今期営業増益率   株価    PER

あさひ<3333.T>    15.0   1454   14.1
ブリヂス<5108.T>    5.0   3769   10.3
パナソニック<6752.T> 67.8   1300   30.0
ヤマハ発<7272.T>   28.1   1530   11.8

※株価は6日終値(単位:%、円、倍)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)