東京株式(大引け)=153円安、前週の反動で利食い優勢

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 週明け10日の東京株式市場は、朝方から売り優勢でその後次第に下げ幅を広げる展開。後場は1万5100円台の狭いレンジで安値もみ合いを続けた。
 大引けの日経平均株価は前週末比153円安の1万5120円と5日ぶりに反落となった。東証1部の売買高概算は18億7737万株、売買代金概算は1兆7523億2000万円。値上がり銘柄数は550、対して値下がり銘柄数は1089、変わらずは151銘柄だった。市場エネルギーに乏しく売買代金は今年最低となった。
 きょうの東京市場は、前週の4日続伸の反動で利益確定売りが優勢。7日に発表された2月の米雇用統計で非農業部門の増加幅が市場予測を上回ったが、米国株市場ではNYダウが小幅高にとどまったこともあって、買い気が強まらなかった。中国の2月の貿易統計で輸出が大きく減少したことや、朝方発表された国内10~12月期のGDP伸び率が2月速報値から下方修正されたこと、さらに午後になって内閣府から発表された2月の街角景気も2カ月連続で悪化するなど、見送りムードを強める材料が相次いだ。中国、香港、韓国などアジア株が軒並み安く推移したことも嫌気された。
 個別では、ソフトバンクが軟調、ファーストリテも大幅安。トヨタ、ホンダなど自動車株も売られた。菱地所、住友不など不動産株が安いほか三井住友も値を下げた。材料株では星光PMCが大きく利食われた。半面、冶金工が買われたほか、カーバイドも高い。東洋建、大豊建など建設株が値を飛ばし、加藤製、渋谷工、アウトソシングも急伸している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)