10日の米国市場は反落想定も、浮上するならナスダックに期待

10日のNY株式市場は中露リスクの高まりを嫌気も、先物の下落幅は限定的
時間外取引のCME米国株式指数先物は下落、新興国情勢の警戒度が高まり、週明けから様子見機運が強まっている。
中国の貿易収支悪化が懸念材料、東アジア市場の反応は限定的と見る向きもあるが、米国での反応が別物となれば一段安のリスクもはらんでいる。
しかしながら、中国の指標悪化は100ドル前後の下落も意識される内容に関わらず、株価は踏みとどまると言う期待値も高い。
新興国から先進国への資金流入が顕著となれば、中露リスクの反応は限定的と見て、先週末の終値とは正反対のナスダック上昇はあるだろう。
方向性は掴み辛いが、向かう方向は上昇とし、そのキッカケを待つことが最善の選択肢と考えている。
今晩は欧州でユーロ圏投資家信頼感指数、カナダで住宅着工件数が発表予定
今晩予定されている経済指標・イベントについては、ユーロ圏で投資家信頼感指数が発表予定、特に大きな影響はない。
米国で重要なイベントや経済指標の発表が予定されておらず、オバマ大統領による予算教書の追加公表が行われる程度で、手掛かり材料に乏しい1日となるだろう。
それだけに中国の輸出鈍化と言う結果が大きく材料視される可能性はあるが、大きなネガティブインパクトに至るなら、既に下落幅は拡大しているはずだ。
先週末のNY株式市場は手仕舞い優勢も、あらためて雇用指標の改善背景とした浮上はある
16時半にスタートした先物夜間取引は日中終値をはさんでの展開、為替がドル買いに向いていることも支援材料だ。
東京株式市場は、中国経済への懸念が高まり下落したが、勇んで先行した動きの打ち返し程度にとどまっていると見てよい範囲内だ。
米国株の個別に好材料は見られないが、先週末一服したAppleが切り返せば、ハイテク株主導で持ち直す可能性が高い。
東京市場は下落したが、昨年来高値更新銘柄数をみれば一目瞭然、ニューロングが特定の銘柄に入っていると考えておくべきだ。
したがって、リスクマネーが先進国へ資金流入していることを背景とし、理由なき米国ハイテク株の小じっかりが鮮明となるのではなかろうか?
米国株が売り、リスクオフ姿勢を強めるなら、先物の位置どころはここではない。
コモディティの下落が新興国経済への警戒だけを意識していると見ておくことがポイントになると考えている。