注目度は米雇用統計以上…? - 日銀会合&総裁会見

昨日は小動きに終始
週末の中国経済指標を背景にしたリスク回避姿勢は、世界的な株安をもたらし、日経平均は終始マイナス圏で推移、上海株式も2000の大台を割り込みました。この影響から欧州タイム序盤には103円を割り込んだドル円ですが、NYタイムに入ると先週末終値水準へと買い戻される“下値の堅さ”を見せました。もっとも米雇用統計発表後の高値(103.759円)を窺うほどの勢いはなく、ズラッと並ぶ分厚いドル売りオーダーに遮られると、その後は103.20円を中心とした極めて狭いレンジ内での動きに終始しました。
“現状維持”が有力 - 日銀会合
こうして上下共に限定された格好となっていますが、本日は日銀金融政策決定会合および黒田日銀総裁の記者会見が予定されています。このためこの内容次第では、大きく振れる可能性が期待されるところです。

金融政策は“現状維持”が有力視されていますが、一部に追加緩和への期待感があります。このため“追加緩和”ならばポジティブサプライズ、“現状維持”ならば失望の円買い戻しと考えるのが自然です。ただし“追加緩和”を囃した円売りポジションが、事前の大きく構築されたように見えません。このため後者になった場合でも“影響は軽微で限定”と考えることが可能です。
一方でマーケットの失望を避ける可能性も…? -黒田総裁会見は波乱含み
一方で、その後の黒田日銀総裁会見は波乱含みです。消費税増税が近づいている状況下、遅くても夏までの追加緩和を見込むマーケットとの間に温度差が生じれば、大きな変動要因となりかねないからです。

「現時点で追加緩和は想定していない」との見方を繰り返せば、失望の円買い戻しに弾みがついてもおかしくありません。しかしマーケットの特性を熟知しているとされる同氏ですので、前回のような演出(プチサプライズでしたが…)を見せる可能性は大きいとの見方もあります。
上値ブレイクへの期待は高い
昨日も記したように、テクニカル的には節目や急変動を促しかねない日足・一目均衡表先行スパン(雲)のネジレに差し掛かっています。ファンダメンタルズ的には「上値が重く、下値は堅い」ですが、テクニカル的には全く逆の急変動に気をつけておなければなりません。

このため神経質な展開を想定しつつも、本日に関しては大きく揺れ動く展開を警戒しておきたいところです。より下値が堅いと考える筆者にとって、上値ブレイクへの期待は増すばかりです。もちろんリスク管理をタイトにしておかなければなりませんが…。
ドル円 抵抗・支持ライン
※104.841(1/23高値)
上値5:103.932(ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値4:103.759(3/7高値)
上値3:103.650(1/2~2/4の61.8%戻し水準、ピボット2ndサポート)
上値2:103.515(3/7高値後の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:103.401(3/10高値、3/7高値後の50%戻し水準)
前営業日終値:103.263
下値1:103.096(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値2:103.000(50日移動平均線、ピボット1stサポート、大台)
下値3:102.947(日足・一目均衡表先行スパン下限、3/10安値)
下値4:102.839(3/7安値、3/3~3/7の38.2%押し)
下値5:102.732(ピボット2ndサポート)
※102.480(日足・一目均衡表転換線、3/3~3/7の50%押し、ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:24 ドル円 抵抗・支持ライン追加