相場環境への男女のアプローチの違い

独断の男性、耳を傾ける女性
投資における男女の違いが新たな調査結果で分かった。

第一に、女性はより長期的な視野で、儲けることだけにはこだわらない。投資によって独立や安全面を確保しようとする傾向が見られた。

第二に、女性は他人の意見に耳を傾ける傾向がより強い。プルーデンシャルの調査では、44%が常にプロの助言を得ているとした。一方で、大半の男性は自分自身だけの判断のみで投資を行うことを好んだ。

第三に、女性の方が投資物件をより丹念に、時間をかけて調べることが分かった。また、いったん投資した後は辛抱強く保有し、投資戦略の変更前にはプロに相談する傾向が見られた。また、情報の収集にはグループで行うことも多かった。男性はより独断を好む。

また、男性は女性より取引量が45%多く、コストがパフォーマンスを浸食していることも判明した。

男女の違いは、近年の脳の研究でも解明されている。男性は何かをする時に脳のどちらかの片側だけを交互に使い、女性は両側を同時に使うようだ。そのため、男性はシンプルタスクに優れ、女性はマルチタスクに優れているとされる。

女性の方が男性より投資に向いているとされているが、それは過去数年間における女性ヘッジファンド・マネージャーの成績を基にしている。つまり、2009年2月に底を打った米株が、最高値を更新し続けている環境での成績だ。

この時期の相場の大半は金融相場、いわゆる不況の株高と呼ばれるもので、現状の日本株と同様、半信半疑で上げてきたものだ。単細胞に景気、企業業績だけを見つめていたなら、何度も損切りさせられたことになる。男脳には辛い相場だった。

私などから見ると、男女のどちらが相場に向いているというより、FXを含めたその時点の相場環境に、どちらのアプローチが機能するかを考えた方がよい。