あす(12日)の株式相場見通し=いったん調整局面へ、薄商いで方向感に乏しい

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 あす(12日)の東京株式市場は引き続き薄商いのなか、先物に振られやすい展開が予想される。ここ上げ足を強めているが、実需の買いが上昇トレンドを支えている印象はなく、日経平均株価は25日移動平均線との上方カイ離が3.5%程度に広がっていることもあって、いったん調整を入れる可能性が高そうだ。ただ、下げ幅は限定的なものとなろう。
 11日の東京株式市場は全体の6割を超える銘柄が上昇したものの、売買代金は1兆6000億円台にとどまり、連日で今年最低を更新した。ただ、閑散ゆえに売り圧力も乏しく、日銀の金融政策決定会合の結果が「現状維持」と伝わり、いったん値を消した後、引けにかけてインデックス主導で買い直される動きをみせた。
 3月期末接近で機関投資家は動きにくくなっているとはいえ、明確な売り材料がない。中国経済への懸念も現状はある程度織り込んでおり、上海株がここから下値模索を加速させるような展開にならない限り、売り仕掛けの材料とはなりにくい。ただし、円安水準でもみ合う為替が、大きく円高に振れた場合は波乱要因となる。
 日程面では、1~3月の法人企業景気予測調査、2月の国内企業物価指数、2月の消費動向調査など国内景気実勢を確認する材料が目白押しだ。海外では、タイ中央銀行の金融政策決定会合、米2月の財政収支、1月のユーロ圏鉱工業生産指数、1月のインドの鉱工業生産指数発表などが予定される。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)