あの日から3年

今週中は様子見か
3月11日という日付は、日本人にとっては忘れられない日付です。

2011年3月11日は、金曜日でした。当日の夜に放送する予定だったラジオ日経「夜トレ!」のための資料を作っていた時にその瞬間はやってきました。

FXプライムは当時渋谷駅から宮益坂を登り切った青山通りとの交差点に面したビルに入っていて、渋谷の中では比較的地盤のしっかりしたところだったのだと思います。それでも最初の揺れからしばらくしても揺れは収まらず、逆に揺れ幅が大きくなっていき、女性社員の中には床に座り込んでしまった人もいました。

私は東京生まれ東京育ちだったため、小学生のころから何度となく1923年の関東大震災の話を聞いて育っていました。また父方の祖母は実際に直接大震災の被害にあっていました。そのためあの日大きな揺れを感じた瞬間「ああ、ついにこの日が来たんだ」と思って、逆に冷静になりました。しかし幸いにも東京での揺れはそれ以上は大きくならず、報道ですぐに震源が東京近郊ではなく東北地方だとわかりました。

そのとき外を見るとビルからどんどん人が道路上に出てきているのが見え、プライムの社員にも避難するよう指示が出たのですが、なぜかどうやってラジオ日経のスタジオのある虎の門まで行こうか、地下鉄は止まっているだろうな、などと考えていました。

その後の事は皆さんの記憶にもしっかりと刻み込まれていると思いますが、東京にいると、毎日の生活の中であの日の事を思い出す事が次第に減っています。しかしここ数日の報道を見ていて、あの震災はまだ全く終わっていないのだということを改めて思い知らされるとともに、1日も早く日本全体があの震災から立ち直る為の努力をもっと進めていかなければならない、という気持ちを新にしました。

さて為替市場ですが、どこかでウクライナ情勢がリスク選好の動きに歯止めをかけていると感じています。直接的にリスク回避の動きになっているのではありませんが、週末にクリミア自治共和国でロシアへの帰属の是非を問う住民投票が行われようとしている中、その結果や、その後のロシアの対応、そしてロシアの対応に対する欧米諸国の態度がわからない今、わざわざリスク選好的な動きを取る必要がない、と世界の投資家が考えているのではないでしょうか。