気にしておきたいリスク

個人投資家予想レンジ(ドル円)
102.79円(前日安値)~103.44円(一目雲上限)
現在のレートは103.27円です。(21:38)

日銀金融政策決定会合で政策の変更が行われなかったために、買いをやめた個人投資が相当多いようです。
下限は昨日と変わらず、月曜日の早朝にインターバンク市場で付けたという102.60円台のようです。
やはり最大のリスクは中国
本日のBOJでは一部で、「2015年のマネタリーベース目標を発表するのではないか」といわれていましたが、結果は政策変更は無しで終えました。
発表後、若干日経平均、ドル円は下げましたが、値動きは限定的でした。

さて、一度は市場参加者の目は雇用統計に向いていましたが、ウクライナ情勢はまだ沈静化したわけではありません。
クリミア半島が注目されていますが、クリミア議会では多数が独立に賛成しているようです。
日曜日には国民投票が行われ、ウクライナに留まるのか、ロシアに戻るのかということですが、この投票に関してはスムーズにいきそうにありません。
ウクライナ議会がこれに猛反発しているようで、明日までに国民投票が中止されない場合はクリミア議会の解散を命じているようです。
クリミアはロシア系民族が多いことから、これにはまたロシア軍の動きがあるかもしれませんので、リスクはテーブルに乗っているとはいえ買いには転じづらい状況です。

また、中国情勢も一段と不安視されています。
ついに日本にまで影響を及ぼしてきているPM2.5はもちろんのこと、やはりシャドーバンキング、理財商品に関するデフォルト懸念が一段と濃くなってきています。
週末に発表された貿易統計の悪化も市場に冷や水を刺すこととなりましたが、ジリジリと忍び寄るチャイナショックの種が増えつつあります。
心配されていた中国の太陽光関連メーカー、上海超日太陽能科技は社債の利払いが不履行となったことで、7日に中国の債券市場で初のデフォルトとなりました。

額に関しては、日本円で14億円と債券市場の規模と比べると「小さい」のですが、今後こういった事態がドミノ式に増えてくる可能性があるため、上海株や豪ドルの上値を重くしてしまいるようです。
これまでは、いつのまにか地方政府が支えていましたが、これだけの額にも関わらず支援しないのはもう限界がきたということでしょうか。
それとも、額が小さい為に敢えてデフォルトさせあく抜きを行ているのか、今後もデフォルト懸念は継続となるでしょうから、注意が必要です。
これまでのように、「中国の経済不安は北京オリンピック以前からいわれていたが、未だ大丈夫」とはいっていられないかもしれません。

週末などは特に、格付け会社の動きにも注意が必要です。