<話題の焦点>=人気続く「近大マグロ」、「兄弟分」含め関連銘柄に注目

 7日、大阪で全面開業した「あべのハルカス」が大きな話題を呼んでいるが、昨年4月に開業した「グランフロント大阪」が現在でも堅調な集客力を誇っているのも忘れてはならない。なかでも、毎日行列ができるほどの賑わいをみせているのが「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」だ。

 同店は、近畿大学が2002年に成功させたクロマグロ(本マグロ)の完全養殖技術を用いて生産されたマグロが食べられる飲食店。昨年12月には東京・銀座に出店を果たしたが、ここでも予約の受け付け開始当日に翌月分まですべて埋まってしまうほどで、人気がありすぎるのが難点だ。

 これまでわが国のマグロ養殖といえば、漁師が漁獲した幼魚を3~4年かけて育てるものが一般的だったが、近大のケースは人工ふ化させた稚魚を育て、天然資源に負荷をかけない「完全養殖」が最大の特徴。株式市場でも注目を集めている「近大マグロ」だが、今年からクロマグロの未成魚(3歳以下)の漁獲枠が削減されることから、折に触れ話題に上りそうだ。

 また、近大は自前で育てる以外に、人工ふ化させた稚魚や幼魚を外部に販売し中間養殖させている。「近大育ち」ではないが「近大生まれ」の兄弟分にも注目したい。

◆主な「近大マグロ」関連

日配飼<2056.T>  極洋<1301.T>と共同で養殖事業を展開
林兼<2286.T>   養殖用クロマグロの配合飼料を世界で初めて開発
双日<2768.T>   大手商社で初めてクロマグロの中間養殖に参入
魚力<7596.T>   三菱商事<8058.T>の「ツナプリンス」を販売
豊田通商<8015.T> 近大で人工ふ化させた稚魚を長崎・五島列島で中間養殖
三菱商<8058.T>  子会社で中間養殖を行い「ツナプリンス」として販売

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)