<動意株・12日>(大引け)=日本電子材料、ウェッズ、チタン工など

 日本電子材料<6855.T>=後場急伸。全般は主力株の下げが目立つなか、材料株に物色資金が流れており、値動きの軽い同社株にも短期資金が向かっている。半導体検査用プローブカード大手だが、スマホ向けにNANDフラッシュメモリー用が好調、14年3月期最終損益は前期、前々期の連続赤字から脱却し3000万円程度の黒字が見込まれている。微細化に対応した最先端プローブカードの収益貢献が期待され、15年3月期も利益続伸が視野に入る。

 ウェッズ<7551.T>=連日の大幅高。10日に2014年3月期の期末一括配当金を50円(特別配当30円を含む)とすることを発表。昨年10月に1株を2株とする株式分割を実施しており、前期配当(実質25円)からは大幅増配となることが好感されている。前日は権利取りを狙った大量買いが流入しストップ高と急伸したが、この日も買い人気が続き一時、前日比144円高の1019円まで上昇した。株価の配当利回りは5%前後の水準にあり、なお投資妙味がある。

 チタン工業<4098.T>=後場上昇加速。同社は東芝系の酸化チタン老舗。超微粒子酸化チタンで高実績を擁す。リチウムイオン電池用チタン酸リチウムも手掛けており、東芝<6502.T>が家庭用に蓄電池内蔵型燃料電池を開発したことから、それに伴う収益機会の拡大が思惑としてある。昨年9月下旬から10月初旬にかけてわずか1週間で株価を倍化させた経緯があり、その値運びの速さが短期筋の食指を動かしている。

 オリコン<4800.T>=ストップ高カイ気配。同社は11日に、連結子会社のオリコン・エナジーが日本素材(仙台市)からマグネシウム燃料電池関連の特許を譲り受けると発表。これが材料視されている。オリコン・エネジーでは、マグネシウム発電の研究者である東北大学名誉教授・小濱泰昭氏が設立した「StoM」(宮崎県日向市)と2013年11月1日付で資本業務提携し、マグネシウム関連製品の早期製品化を目指した取り組みを推進している。

 メディネット<2370.T>=上伸。同社は11日、英TCBioPharm社と欧州での細胞医療製品の開発・販売に向け、2月21日付で戦略的事業パートナーシップを結んでいたことを明らかにした。メディネットは契約に基づき、TCBioPharmへの出資と培養技術についてのライセンスを供与。TCBioPharmはメディネットの培養技術と東京大学との研究成果をもとに、がんへの免疫細胞治療技術の治験を進め、英国、欧州での製造販売承認取得を目指す。

 新報国製鉄<5542.T>=3日連続ストップ高に買われている。今14年12月期は連結売上高33億3000万円(前期比14.4%増)、営業利益3億円(同2.1倍)を見込み、PERはいまだ9倍の低水準にあることから、好業績割安株として根強い人気を集めている。株価上昇の一方で信用買い残の整理が進むなど資金の回転が効いており、値動の軽さが短期資金を呼び込んでいるようだ。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)