他力本願型の展開=外為どっとコム総研 神田卓也

下値は堅いが上値も重い
東京市場のドル/円は、朝方に株安を見越した売りに押され102.70円台まで弱含んだが、その後は実需のドル買いに支えられて一時103円台を回復するなど底堅さも見られた。
もっとも、日経平均が400円近く下落する中で上値は限られ、再び103円を割り込んだ。銅先物価格の下落をきっかけに広がった中国金融システムへの不安やウクライナ・ロシア情勢への懸念がドル/円の上値を押さえているようだ。
下値警戒感は残るものの・・・
本日は米主要経済指標の発表が予定されていない事もあって、ドル/円は株式市場や国際商品市場の動向を睨んだ他力本願型の相場展開が続く事になろう。
中国やウクライナ情勢が、その性質上すぐに好転する可能性は低い事から、海外市場でも株安・商品安というリスク回避の展開を警戒しておく必要があるが、その場合は、東京市場で見られた102円台の底堅さを改めて発揮できるかが焦点となろう。