銅価格の下落でリスクオフ

個人投資家予想レンジ(ドル円)
103.03円(前日終値)~103.03円(前日終値)
現在のレートは102.75円です。(21:11)

高値予想と安値予想が同じになってしまっていますが、安値予想は102.50-54円に45%が集まっていますので、もう一段の下落を見込んでいることがうかがい知れます。
<今夜はどうなる!>銅の価格から目が離せない
昨夜0時頃から、30分で約3%の銅の大暴落が発生しました。
同時に金価格も下落に転じましたが、こちらは結局値を戻しています。
さて、銅が下落し困るのは中国です。
中国の理財商品絡みの売買が関わっているために、銅価格が下落してしまうと、資産価値が目減りし、利払いができなくなってしまうことになります。

具体的には、中国の銅の輸入業者が受け取った銅を売却し、人民元に両替します。この銅の支払いの間に、時間があることから、資金を理財商品で運用した後、外貨で輸入した銅の支払いを行っているそうです。

さらに、銅を担保に融資を受ける企業も多いということですので、銅の価格が下落してしまうと、余計に銀行に担保を収めるか、目減りしてしまった金額を返すかを行わねばなりません。

そもそも、銅価格が急落した理由は利益確定の売りともいわれていますが、原因は今のところ不明です。
商品の総合的な値動きを示すCRBインデックスが3月6日を高値に下落していますので、これが今年の上昇の半値まで戻るとしても、まだ下げ幅の4分の1程度の下落です。

この銅価格の急落が、中国のリスクに火をおこすキッカケとなってしまうのか、当局が何かしらの対策を打って出るのか、今週は重要な節目となりそうです。

明日は中国の重要指標があります。

14時30分に
鉱工業生産 前回値:9.7%  予想値9.5%
小売売上高 前回値:13.5% 予想値13.1%

例によって、日本時間はドル円が底堅く今のところ102円台後半で推移していますが、ポイントは月曜日の早朝のインターバンク市場で付けた102.60円

ここを割ってしまうと、「幻のレート」が現実となってしまい、損切りとたたき売りの連鎖で暴落が発生してしまうかもしれません。

また、明日はオーストラリアの雇用統計もあります。
最近好調な指標が目立つオーストラリアですが、たとえポジティブサプライズとなっても、中国指標へ向けて良い売り場となってしまいそうです。