注目材料の多い一日=外為どっとコム総研 川畑琢也

注目材料の多い一日
昨日のドル/円は、中国経済とウクライナ情勢を巡る懸念からじり安に推移。NY市場に入りビル爆発の報道を受けリスク回避ムードとなると、102.552円まで値を下げた。

本日、中国では2月の鉱工業生産や小売売上高が発表される。
現在の地合いのなかで事前予想(鉱工業生産:前年比+9.5%、小売売上高:同+13.5%)より弱い結果となれば、中国景気に対する懸念からアジア株安につながりやすく、ドル/円相場を下押すと見る。もし20日移動平均線(本稿執筆時点では102.407円)を割るようならば、102円ちょうどまで下値余地が拡大しよう。

他方、米国では2月小売売上高や週次新規失業保険申請件数が発表される。特に小売売上高は寒波の影響が懸念される中で3カ月ぶりのプラスの予想(前月比:+0.2%)となっており、予想を上回れば米景気回復期待からドル/円が買われる展開となりそうだ。

その他、次期連邦準備制度理事会(FRB)副議長に指名されているフィッシャー氏の公聴会もあり、注目材料の多い一日と言える。