リンテックが反発、カーボンナノチューブのシート化技術確立に着手したことが下支え

 リンテック<7966.T>が反発している。きのうは岩井コスモ証券が投資判断を「A」から「B+」に引き下げたことなどが影響する格好となり、一時は25日移動平均線(12日時点:1962円)近辺まで下落。きょうは同社が11日に「カーボンナノチューブをシート状に加工する量産技術の確立に向けて本格着手した」と発表したことが下支えとなり、堅調な動きとなっている。
 カーボンナノチューブは、炭素でできた直径がナノ(10億分の1)メートルレベルの筒(チューブ)状の素材。軽量ながら曲げや引っ張りに非常に強く、電気をよく通すといった特性を持つことから、建造物の材料のほか、電気自動車(EV)などに搭載される蓄電装置の電極材料などとして期待されている。リンテックはこれまで、米テキサス大学ダラス校とともに、カーボンナノチューブを素材として損なうことなく薄いシート状に加工する新規技術の開発を推進。2016年度中の実用化に向けて、米国に新たな研究開発拠点を設立し、量産技術の確立に向けて本格着手するという。

リンテックの株価は10時8分現在2048円(△42円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)