沈滞ムードを米小売で晴らせるか=外為どっとコム総研 神田卓也

中国懸念でリスク回避
東京市場のドル/円は一時102.40円台まで軟化する弱含みの展開となった。株価の堅調につれて底堅く推移していたが、午後に発表された中国の弱い経済指標を受けてムードが一変すると、リスク回避の円買いが優勢となった。
米2月小売売上高に注目
足元の市場の懸念は中国経済に向けられているだけに、海外市場でも同国の経済指標の悪化が蒸し返される可能性がある。
ただ、ドル/円相場にとって本筋の材料である米国景気に対して先行き期待が高まれば、そうした懸念を払拭する事も可能だろう。
本日発表される米2月小売売上高(21:30)は、個人消費がGDPの7割以上を占める米国における最重要指標のひとつであり、先週の2月雇用統計に続いて及第点を得られれば、米景気に対する寒波の影響は軽微であった事が確認できる。
その他の注目イベント
そのほか、米国では週次新規失業保険申請件数(21:30)の発表が予定されており、次期FRB副議長候補のフィッシャー氏の指名公聴会(23:00)も行われる。