【小幅下落】摘み取られた希望 OANDA Japan 佐藤 甲

【予想レンジ】101.80-102.85 【予想時刻】2014年3月13日 18:00
昨日の米国時間は材料の薄い中、恒例のウクライナ、中国リスクを意識したリスク回避が上値を抑え込む動きとなりましたが、株式市場が引けにかけて底堅さを見せました。その後の豪雇用統計が良好な結果、中国株式も反発の兆しを見せ始め、リスク選好の動きが強まりはじめていたものの、市場の注目が集まった中国の鉱工業生産、小売売上、固定資産投資は市場予想を大きく下回り、総崩れとなりリスク回避の流れが強まってきています。

本日は米国時間に米国小売売上、新規失業保険申請件数の発表、FRB副議長候補のフィッシャー氏をはじめとする理事候補の公聴会が予定されています。
前回弱かった小売売上は反発の期待が集まっていますが、2月も悪天候による影響が出ていることから、思ったほど回復していない可能性も想定されるため注意が必要です。
これまでは米国の悪い経済指標に関する反応は限定的で強い結果に強く反応する傾向が強かったですが、今後もこの傾向が続くという保証はないと思われます。
中国の経済指標が崩れた今、米国経済指標も弱い結果が続くとなると、ショックも想定よりも大きくなると考えられます。

逆に良好な結果となっても不透明感の残るウクライナ、中国からのリスク回避の波をはねのけられる元気が現在の相場にあるとは思えず、伸び悩む展開が予想されます。