タカラバイオが5日続落、悪性リンパ腫の遺伝子治療の臨床研究計画了承もバイオ株安に押される

 タカラバイオ<4974.T>が5日続落。13日の取引終了後、同社と自治医科大学附属病院が共同で実施を予定している、悪性リンパ腫の一種である非ホジキンリンパ腫(B-NHL)に対するCD19抗原特異的キメラ抗原受容体(CAR)遺伝子治療の臨床研究実施計画が、厚生労働省厚生科学審議会科学技術部会において了承されたと発表。ただし、この日は、新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文について、理化学研究所の研究ユニットリーダー小保方晴子氏が論文の取り下げに動意していると伝えられたことでバイオ関連株が軒並み安となっていることから、冴えない展開となっている。
 なお、CAR遺伝子治療は体外遺伝子治療の一種で、海外では悪性リンパ腫、急性リンパ性白血病(ALL)、慢性リンパ性白血病(CLL)などを対象とした臨床試験が多数実施されている治療法。同社では、TCR遺伝子治療と並ぶがん免疫遺伝子治療の開発候補の一つとして位置付けており、同臨床研究を通じて実用化に向けた安全性や有効性の評価を進めるとしている。今後、倫理審査などの手続きを経て、臨床研究を開始する予定だ。

タカラバイオの株価は9時38分現在1645円(▼15円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)