<日経平均400円超の下げ、今後の相場展開は?> SMBC日興証券・株式調査部部長 西廣市氏

 株式市場は派手な下げを演じているが、これは海外環境の悪化が背景で、やや不安心理先行で行き過ぎに売られている感もある。国内に目を向ければ、企業の好調な業績や高水準の配当など、ファンダメンタルズ面から押し目買いの根拠も少なくない。先物主導で振り回され安易には手が出しづらくなっているが、大きく下押す局面は、冷静に投資のチャンスとしてとらえたいところだ。
 まず、ウクライナ情勢については解決には時間を要するが、ロシアと米欧の冷戦状況は当面続くにせよ、お互いに不利益が大きく、ここから激しく状況悪化の方向をたどる可能性は低い。
 また、シャドーバンキング問題に揺れる中国も気になるが、李首相は理財商品のデフォルト容認も金融危機には発展させない意思を明確に示している。この問題が中国一国にとどまっていることもあって、世界に拡散する懸念は限定的だ。
 日経平均の下値は2月4日の終値ベース安値1万4008円を意識する場面も想定されるが、仮にオーバーシュートしても、この水準を大きく下回ることはなさそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)