クリミアを巡る緊張さらに高まれば円一段高に

今週末ポジションを持ち越すのはリスクが高い
昨日は、メルケル独首相が「ロシアがウクライナ問題で譲歩しなければ「おびただしい」政治・経済損失を被ることになる」と警告したり、ケリー米国務長官が「事態の打開に向けた兆しが見られなければ、来週月曜日にヨーロッパとワシントンで重大な措置がとられるだろう」と述べました。

しかしロシアはウクライナ隣接地域で軍事演習を行うための戦車部隊などの動員を発令したと発表、緊張が高まりました。

それを受けてリスク回避が強まって米国債と円に買いが集まっています。

一方、ドラギECB総裁は「ユーロの為替レート、ECBの物価安定に対する評価との関連性が一段と深まっている」「ユーロ圏内外の実質金利格差はおそらく縮小する見通しであり、為替への下押し圧力に」などと、口先介入ともとれる発言をしてユーロ売りを誘いました。

結果的に円が全面高になった流れが続いていますが、週末から週明けにかけて、クリミアの状況がどうなるのか不透明な中、一段とリスク回避の動きが強まる可能性が高い、と考えられます。そうなれば引き続き米国債、ドル、円が買われ、強いドルよりもさらに円が強く、結果的にドル円、クロス円ともに下落しやすい相場が続きます。