サルでもわかる!?ウクライナ情勢

日曜日は国民投票
2月末からマーケットを騒がしているウクライナ情勢ですが、昨日から市場関係者の注目の的になっています。

そもそも現在ウクライナの情勢が悪化しているのは、元々政治状況が悪かったことが発端です。
昨年秋より起こっていたデモが暴動化し、大統領が強制的にロシアに逃げ出さざる得なくなっています。
ウクライナの資金繰りも悪化しており、ロシアが途中まで支援していましたが、ほぼクーデターともとれる状況にウクライナの通貨は暴落し、国債の信用リスクが高まりました。
そういったことから、ロシアが急遽支援を停止してしまったために、同国がデフォルトしたら大変だと、世界が心配することとなっています。
ウクライナ国債を多く保有する国はユーロ圏に多いことからユーロも売られやすくなっており、「有事の金」ということで金の価格は上昇し、株は売られ、安全資産とされる米国債が買われています。

この問題で一番厄介な点は、ロシアが介入していることです。
ウクライナは旧ソ連の一部だったということもあり、ロシア語を話すウクライナ人が多く、ウクライナの半数は新ロシア派です。
特に今話題になっているクリミア半島は親ロシア派の人が多く住んでいます。
そして、1992年に独立しようとしましたが、失敗し今はウクライナ内の自治区となっています。

そのクリミアが今回独立に動いており、ロシアがクリミア半島での混乱を鎮静化し、ロシア人保護の名目で軍が空港を占拠するなどし、クリミア内でも数万人の軍事展開をしている様子。
(表向きはクリミア自衛団となっているようですが、恐らくロシア軍だろうという噂です。)
いよいよ16日(日)に、独立の是非を問う国民投票が(勝手に)行われます
これで、クリミアが独立できてしまうと、世界各国でこのような動きが加速する可能性があるため、この動きはなかなか容認されない様子です。
欧州圏、米国ともこの動きには反対しており、アメリカのケリー国務長官は「事態の打開に向けた兆しが見られなければ月曜日には重大な措置がとられるだろう。」とコメントしています。
ロシアのプーチン大統領は強固な姿勢を貫いており、どちらが妥協するのか激しい駆け引きが行われています。
欧州はロシアから多くの天然ガスを購入しているため、いざとなれば何もできないという意見が多数です。

多くの識者の見方によると、住民投票の結果クリミアは高い確率でウクライナからロシアに帰属すると考えられているようです。
ロシア軍はウクライナ付近で軍を展開しているため、一番確率が高いリスクはウクライナ軍とロシア軍とのニアミスがあることのようです。

市場参加者の意見を見てみると、週明けは本当に何が起こるか分からない為ポジションを持たないという意見が目立ちます。
一部では、昨夜売られたNYダウがポジションを閉じてくるせいで反発するのではという意見もあります。
そもそも、選挙がきちんと行われるかどうかというリスクもあり、その場合は、さらに暴落する可能性があります。
もしかしたら、ロシアが手を引いて月曜の朝には急騰する可能性もあります。

分からないものには手を出すことは投資ではなくギャンブルとなってしまいますので、週越えのポジションは取らないほうが無難でしょう。