今週のドル円はFOMCとウクライナ情勢に注意?

先週はリスクオフで円が買われる展開に!
先週のドル円は103.20で寄り付き11日には週足高値となる103.435をつけましたが、ウクライナ情勢の緊迫化や中国の経済後退懸念を受けて週後半にかけリスク回避の流れとなりドル円は101.20まで下落し、101.32で引けました。

16日におこなわれたクリミア自治共和国のロシア編入の是非を問う住民投票は95.5%がロシア編入を支持していると報じられております。

また、13日に発表された中国の1-2月鉱工業生産は市場予想の前年比プラス9.5%に対し前年比プラス8.6%、同じく小売売上高は市場予想の前年比プラス13.5%に対し11.8%とそれぞれ弱い結果となりました。
さらに先週閉幕した全人代(全国人民代表大会)において、李克強首相が「(理財商品)について、一部ではデフォルトが避けられない」と報じられたことも、市場のセンチメントがリスクオフに傾いている要因のひとつになっていると考えられます。
今週のドル円はウクライナ情勢を取り巻く先進国(欧米、ロシア等)の対応とFOMCに注目
欧米各国は今回のクリミア自治共和国の住民投票自体が違法で正当性が無いとしております。
16日の結果を受けEUではロシアに対しロシア高官の渡航禁止や資産凍結などの制裁が開始される予定で、さらに今週のEU首脳会議では追加制裁が決定される可能性があります。

米国においても17日に対ロシア制裁が発表される見通しであると報じられており、ウクライナ情勢は先進国を巻き込んだ大きな問題になりつつあります。

今週の経済イベントとしては主に以下が上げられ、特にFOMCに注目しております。
特に資産買い入れ規模縮小規模やイエレンFRB議長講演、利上げをおこなうための必要条件の変更があるのかどうかに注目しております。

また、19日から20日にかけて政策金利の発表はありませんがECB理事会、20日から21日にかけてEU首脳会議がおこなわれる予定となっております。
今週の経済イベント
17日
 19:00 2月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値
 22:15 2月米鉱工業生産指数

18日
 21:30 2月米消費者物価指数(CPI)
 21:30 2月米住宅着工件数及び許可件数

19日
 18:30 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨(2月5-6日分)

20日
 03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
 03:00 FOMC、経済・金利見通し発表
 03:30 イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
 21:30 前週分の米新規失業保険申請件数
 23:00 3月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
 23:00 2月米景気先行指標総合指数
 23:00 2月米中古住宅販売件数

市場のセンチメントから目先は上値が抑えられる動きになり易いと考えられますが、テクニカル的には基準線が上昇傾向にあることやストキャスティクスの%Dが12%と非常に低い状況にあることなどから、週後半にかけて反転してくるものと考えております。

特に先週末や3月3日の安値の101.20前後や2月4日の安値100.75前後、また200日移動平均線が支持線になると考えられ、つっこんだ安値は拾っていきたいところです。

サポートは上記のとおり101.20、その下が100.75
レジスタンスは一目基準線、転換線、雲の下限が位置する102.50前後、その上が雲の上限となる103.10前後