<動意株・17日>(大引け)=極東貿易、東亜ディーケーケー、パイオニアなど

 極東貿易<8093.T>=後場急騰。午後1時ごろに14年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の440億円から465億円(前期比11.9%増)へ、営業利益を同5億円から6億円(同50.0%増)へ、純利益を同5億円から7億5000万円(同3.6倍)へそれぞれ上方修正したことを好感した買いが入っている。資源開発機器事業が堅調だったことや、中国事業が円安などの要因で高水準の業績を維持したこと、持分法による投資利益の貢献などが上方修正の要因。

 東亜ディーケーケー<6848.T>=4日ぶり反発。中国で深刻化するPM2.5は日本海を渡ってわが国にも影響を及ぼしているが、大気測定装置を手掛ける同社にとってはビジネスチャンス拡大への思惑となっている。今月20~21日には日中韓の実務者レベルの会合が北京で初めて開かれる見通しにあり、これを先取る買いが観測されている。15年3月期は大気測定装置や水質分析装置など環境関連機器が収益を牽引し、増益に転じる見通し。約1年前の昨年3月11日に886円まで買われた経緯があり、動意時の株価の瞬発力の高さは証明済み。

 パイオニア<6773.T>=反発。全般主力株が手掛けづらいなか、株価低位で材料性に富む同社株の短期切り返しに期待する買いが優勢となっている。米国やアジアなど世界的な自動車生産の回復を受けて車載機器メーカーの販売が好調で、OEM商品としてカーナビなどのエレクトロニクス商品を手掛ける同社もその恩恵を受けている。人員削減など積極的な合理化策も寄与して14年3月期最終損益は前期の大幅赤字から脱却、15年3月期は利益拡大が加速する見通し。株式需給面ではやや買い残が重くみえるが、売買高は常に高水準をキープ、株価動意局面では十分にこなせるだけの流動性が担保されている。

 東京製鉄<5423.T>=大幅反発。きょう17日に4月の鋼材価格を発表し、全品種据え置きとしたことを材料視。鉄スクラップ価格の下落に伴い、値下げも想定されていただけに買い安心感につながっているようだ。
 
 第一精工<6640.T>=買い優勢。同社はアップルのiPhone向けなどにスマートフォン向けコネクターが好調、低迷していたパソコン向け市場を補っている。また、自動車生産の回復に加え自動車内部もエレクトロニクス化の進展で部品点数の増加が、同社にとっても強い追い風となっている。14年12月期業績は前期の減損計上でウミを出したことから過剰設備償却負担が軽減され、最終損益黒字化が見込まれる。

 エニグモ<3665.T>=大幅反発。同社は14日大引け後、14年1月期通期業績を発表。単独売上高18億2300万円(前々期比26.7%増)、営業利益8億5200万円(同42.5%増)と大幅な増収増益を好感。海外の新進気鋭のブランドにフォーカスした新たな企画を導入するなど、会員数の増加や取引件数、アクティブ率の向上に向けた諸施策を積極的に展開。積極的な広告宣伝活動などを実施、新サービスの立ち上げにも推進していく方針で続く今期も売上高23億7900万円(前期比30.5%増)、営業利益10億円(同17.4%増)と大幅増収増益を見込む。
 
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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)