露大統領講演と米経済指標を見ながら=外為どっとコム総研 川畑琢也

露大統領講演と米経済指標を見ながら
昨日のドル/円相場は、前週16日に行われたクリミア自治共和国での住民投票の結果を受け、欧米が実施した追加制裁が事前の想定内であった事や、ロシアが早急にクリミアを併合しなかった事からリスク回避ムードがやや後退すると、101.872円まで値を上げた。

本日、市場の関心はプーチン露大統領の演説に集まっている。仮に早期のクリミア併合を示唆するようだと、ウクライナ情勢の緊迫化が嫌気されてドル/円相場を下押すことが予想される。その場合は今月14日と17日の下値を支えた101.20円レベルが機能するか試されよう。

ただ、昨日のドル/円相場は米経済指標にも反応しており、クリミア併合について早急に行う意思を示さない場合、市場の関心は米経済指標に向かいそうだ。2月の住宅着工件数と建設許可件数が強気の予想を上回る結果となれば米経済が大雪の影響から持ち直しているとの見方につながり、ドル/円の上昇を後押しすることも考えられる。