<私の相場観>=内藤証券・投資情報本部投資調査部長 田部井 美彦氏

 17日の東京株式市場は、小幅続落にとどまったものの、これはソフトバンク<9984.T>など日経平均株価寄与度の高い銘柄に支えられたためで、TOPIX(東証株価指数)や、JPX400はきつい下げとなった。

 今週は、株価反転上昇に向けて何らかのきっかけ材料を期待して、国内では19日の黒田日銀総裁の講演、海外では、18~19日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)、20~21日開催のEU首脳会議がそれぞれ注目を集めそうだ。

 特に、FOMCでは、利上げ検討を開始する目安としていた失業率基準6.5%を撤廃する可能性があり、量的緩和縮小加速を和らげる効果に期待が寄せられている。

 個別銘柄では、国際的に需要が拡大しているLNG(液化天然ガス)船タンク向けのアルミ厚板を手掛けるUACJ<5741.T>、インターネット広告とスマートフォンに特化したコミュニティ、ゲームサイト「アメーバ」運営の両輪で成長するサイバーエージェント<4751.T>、医師向け情報サイトを通じ製薬会社の情報提供支援を手掛けるエムスリー<2413.T>に注目したい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)