<動意株・18日>(大引け)=加藤製、大豊建、JINなど

 加藤製作所<6390.T>=6日ぶり急反発。昨年9月の2020年東京五輪開催決定を受け、高値をつけた建設株が期日向かいの動きを絡め上昇している。建設用クレーンを手掛ける同社の昨年来高値は10月末の702円とややタイミングはずれているが、目先売り一巡感から大口資金が入り始めた。震災復興や防災・減災工事関連の受注が高水準だが、これにとどまらず東南アジアのインフラ需要を背景に同地域への攻勢を強める構えにある。

 大豊建設<1822.T>=急反発。同社のシールド工法やケーソン工法が大型土木プロジェクトでの優位性を発揮しており、受注競争力の高さを背景に高採算の案件を選別受注できる強みを持っている。前期の受注高はさらに拡大し今期1000億円大台を超える見通し。15年3月期も選別受注の徹底で利益拡大基調をキープできる公算が大きい。昨年12月末に493円の高値をつけており、小回り3カ月で株価は戻り局面に。時価400円割れ水準は値ごろ感が強く意識されている。

 ジェイアイエヌ<3046.T>=大幅続伸。2月の既存店売上高は大雪の影響などで前年同期比25.1%減となっているが、花粉症シーズンの到来で花粉を最大98%カットする「JINS 花粉Cut」の販売増が見込めるうえ、春の入学・入社シーズンに向けてパソコン用の「JINS PC」の回復期待されている。株価は3月14日に2486円まで下落したが、信用倍率0.83倍の好取組も味方に買い戻しが急速に進んでいる。

 日本冶金工業<5480.T>=値を飛ばす。昨年、8月から9月下旬にかけて特定資金の買いが観測され、株価は120円絡みから高値400円までの急騰相場を演じた。今年に入り急速な調整に見舞われたが、ここにきて株価が反転、往時を彷彿とさせる出来高の厚みで市場の耳目を集めている。直近3月7日申し込み現在で信用売り残、買い残ともに大きく残高を増加させていることも人気再燃を暗示しているが、底流にはファンダメンタルズ面の改善期待があるようだ。構造改革効果で14年3月期は前期の大赤字から脱却、「15年3月期は営業利益段階で26億円前後と赤字転落前の12年3月期の水準まで回復する」(中堅証券)との見方が株価を後押ししている。

 安永<7271.T>=ストップ高。同社は17日大引け後、シリサイド系熱電変換材料・発電素子を開発し、今年4月から研究開発向け製品の販売を開始、新分野の熱電発電市場に進出することを発表、これが好感されている。同社は排熱から電気エネルギーを回収できる「熱電変換技術」の研究開発に取り組んでおり、高性能かつ環境調和性のある熱電変換材料・発電素子のサンプル提供と研究開発向け製品を販売する。

 ソースネクスト<4344.T>=ストップ高。同社はこの日、午前11時にマネーフォワード(東京都港区)と10日付で業務提携したことを発表、これが好感されている。マネーフォワードは、銀行・カード・証券・電子マネーなど1463社に及ぶ金融機関とデータ連携、複数口座のデータを一括管理し家計簿を自動作成する家計簿アプリや法人・個人事業主向けの会計・確定申告サービスを展開している。
 
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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)