【レンジ推移】どうする?プーチン・・・。 OANDA Japan 佐藤 甲

【予想レンジ】101.00-102.00 【予想時刻】2014年3月18日 18:00
昨日はクリミアでの住民投票が混乱なく行われたことや、欧米の経済制裁が市場の想定していた資産凍結、渡航禁止等にとどまったことから経済全体への影響は限定的なものになるとの安心感からリスクオフの巻き戻しが進む展開となりました。ドル円も底堅い推移となりましたが、102円台を回復することはできず、上値の重さが残り、本日欧州序盤にはプーチン大統領がクリミアの住民投票の正当性を主張したことなどが意識されたのか、下落幅を強める展開となっています。
市場の注目は本日のプーチン大統領の演説へと向かっており、リスク回避の流れが再度強まっています。強気な姿勢が示されるとリスク回避の流れがさらに強まるシナリオは想定できると考えられますが、逆に控えめな内容となったときのリスク回避の巻き戻しの動きは大きくなることが予想されます。
プーチン大統領も現状のロシア経済のことを考えるとゴリ押しを続けることも難しいと考えられ、衝撃的な内容とはならない可能性の方が大きいと個人的には予想しています。そして、今後は、欧米との牽制合戦が続き、事態は長期化へと向かう可能性が高いと思われます。
膠着状態となると、飽きっぽいマーケットはそろそろ、ウクライナ情勢に飽きて本来の主要国の経済へと目を向けていくと考えられます。
寒波による米国経済の失速は一時的なものなのかどうか?FEDの経済見通しはどうなっているのか?2月の市場予想を上回る雇用統計の結果をどう受け止めているのか?という本来あるべき状態に爆弾を抱えたまま戻っていくと思われます。
昨日のNY連銀景況指数、鉱工業生産も前回数値からの改善をみせており、雪解けの気配を見せ始めています。今週のメインイベントはFOMCですが、昨日のNY連銀景況指数をはじめとして、フィラデルフィア連銀景況指数など直近の景況感を示す経済指標、また減速基調の続く住宅関連の経済指標にも注目したいところです。

本日はプーチン大統領の演説を警戒して湿っぽい空気となっていますが、衝撃的な内容とならない限り、その後は材料出尽くし感、また、FOMCを控えていることもあり、大崩れにはならないと予想します。