<株式トピックス>=新規上場日立マクセル、公開価格割れの背景

 18日の東京株式市場は、前日の米国株高などを受けて大きく買い先行のスタート。日経平均株価は、寄り付き早々に前日比250円高超に買われる場面があり、日経平均株価終値は、前日比133円高の1万4411円と5日ぶりに反発した。ただ、東証1部の売買代金は1兆6765億円と、今年2番目の薄商いとなった。
 ところでこの日、東証1部に新規上場した日立マクセル<6810.T>は、公開価格2070円を4.8%下回る1971円(14年3月期予想PER18.6倍)で初値を付けた。直後に一時、1980円(この日の高値)まで上昇したものの、その後は再び換金売りに押され、午後2時11分には公開価格に比べて14.9%低下した1762円まで売り込まれる場面もあった。大引けに掛けてはやや下落幅が縮小し、結局終値は1790円で引けた。  同社は、機能性部材料、電池、デバイス、光学部品および電気機械器具の製造・販売を手掛けている。2010年3月に日立製作所<6501.T>の完全子会社となって上場廃止となったが、わずか4年で再上場した。
 市場参加者への知名度は高いものの、再上場ということで投資家の目を引く新鮮さに乏しいことは否めないようだ。また、13日に新規上場した自動車樹脂部品の製造、販売を手掛けるダイキョーニシカワ<4246.T>や、あす(19日)に新規上場する中小型ディスプレイデバイスの製造及び販売を主力事業とするジャパンディスプレイ<6740.T>といった、東証1部への直接上場が相次いでいることもやや食傷気味となっているようだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)