ウクライナ<FOMC、そうでなければ…?

小康状態のリスク回避姿勢
※ご注意:予想期間は3月20日と表示されていますが、本日(19日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

プーチン大統領はロシア議会での演説にて、「クリミア編入」を示唆しました。“追加制裁”へ思惑がリスク回避姿勢につながり、値を下げました。

一方で「さらなるウクライナ分割は図らない」と、“現時点における軍事衝突の可能性は低い”ことも示されました。このため一方通行のリスク回避にはなっておらず、下値を支え続けました。こうして“上値は重い”ものの“下値も堅く”、想定レンジを大きく外れることはありませんでした。
一方の米国は…
こうして迎えた本日の展開ですが、新たな動きが発生しない限り、様子見ムードに陥る可能性を想定しておかなければならないところです。

「ウクライナを巡る思惑に揺れ動される展開」は本日も続くと見られますが、一方で懸念材料がさらに出尽くした格好であることは疑いようがありません。一方で本日予定されるはFOMC(米連邦公開市場委員会)は「金融政策の変更なし」「100億ドルのQE(米量的緩和)縮小継続」が想定されています。「フォワードガイダンス変更(失業率目標6.5%の修正)」「利上げの時期見通し」も事前の期待感を煽るのには材料不足であり、サプライズとなる可能性はそう高くありません。

ウクライナよりもFOMCがより注目…?
このため
 「“大きく値を崩す展開”はより遠退いた」
 「現在は大きな上伸に向けて“新しいポジティブ要因”を待っている」
 「それまでは“下値を固める”展開を続ける」
を基本シナリオと考えますが、本日に関しては「少なくともFOMC発表まで様子見ムードに包まれ、膠着状態が続く」と見たいところです。

そしてそれほど高いわけではありませんが、FOMCで“新しいポジティブ要因”が飛び出すことを期待したいところです。「FOMCよりウクライナ情勢により注目」との声は少なくありませんが、ポジティブ要因が飛び出す可能性を考えると「ウクライナ情勢よりもFOMCにより注目」と考えます。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:102.327(100日移動平均線)
上値4:102.238(20日移動平均線、3/7~3/14の38.2%戻し、ピボット2ndサポート)
上値3:102.000(大台)
上値2:101.939(3/14-18高値)
上値1:101.825(ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:101.436
下値1:101.274(3/18安値)
下値2:101.203(3/14-17安値、3/3安値、ピボット1stサポート)
下値3:101.000(大台)
下値4:100.885(ピボット2ndサポート)
下値5:100.752(2/3-5安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:35 ドル円 抵抗・支持ライン追加