<私の相場観>=東洋証券・投資情報部ストラテジスト 土田 祐也氏

 18日の株式市場全般は売り一巡から切り返しに転じたが、当面は不安定な展開が続きそうだ。ウクライナを巡る問題は引き続き不透明感を漂わせており、地政学的リスクとして相場の重荷となっている。

 また、目先的にはFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が注目される。テーパリング継続で内容的にも変化はないと思われるが、市場の耳目はフォワードガイダンスに集まっている。金融緩和政策維持の条件として、バーナンキ前FRB議長は「失業率6.5%以上、インフレ率2.5%以下」を提示していたが、失業率はその設定水準に接近しており、イエレンFRB議長のもとで、前提条件に動きが出る可能性もありそうだ。

 いずれにしてもFRBの緩和姿勢は維持される公算が大きく、米株式市場にとってはフレンドリーで、下値に対しても底堅さが発揮されやすい。米国株が頑強であれば、外国人の運用リスク許容度がキープされ、日本株にもプラスに作用する可能性が高い。日経平均は当面1万4000円近辺が下値メド。上値は1万5200円水準への戻り余地を想定している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)