動きにくい1日に=外為どっとコム総研 石川久美子

動きにくい1日に
ドル/円相場は米連邦公開市場委員会(FOMC)の決定を受けて、早期利上げ期待が台頭し、102円台を回復した。
ただ、この早期利上げ期待はNYダウ平均を押し下げており、ドル/円相場がこのまま上伸力を取り戻せるかどうかは、今後の米経済指標に加えて、金融市場全体のリスク許容度の回復次第だろう。本日の米経済指標の結果はもちろん重視される。

また、現時点で最大のリスク要因と看做されているウクライナ情勢については、ウクライナ国内での衝突は確認されるものの、西側諸国とロシアの関係が緊迫化するような材料は出てきていない。とはいえ、死亡者が出るような大きな衝突が起こる可能性が十分にある状況であることを考慮すると、リスクセンチメントの急激な改善は望めず、103円台乗せは容易ではなさそうだ。
ただ、一方で現時点のように、ウクライナ情勢が(西側対ロシアの構図において)踊り場状態になっていれば、下値もまた限られよう。