【英ポンド】 英金融政策環境に変化なし、ポンド円はボックスに

円の動向次第か
英ポンド/円相場は、1ポンド=168~170円水準で揉み合う展開に。ウクライナ情勢の緊迫化を背景に円高圧力が強くなったが、3月18日の167.78円をボトムに下げ一服となっている。もっとも、改めてポンド買いを入れるような動きも鈍く、やや方向性に乏しい展開になっている。

イングランド銀行(英中央銀行)が3月6日に開催した金融政策委員会(MPC)議事録が航海された。金融政策の現状は前回一致で決定されており、特に当面の政策変更は想定去れていないことが確認できる。ただ、「ポンドは1ヶ月で更に1.5%上昇した。主要貿易相手国・地域と比較して英経済見通しがますます良好だと引き続きみなされれば、この段階的な通貨上昇継続は可能だろう」としており、最近のポンド高傾向を追認する構えを見せている。

一方、少なくとも失業率が7.0%を割り込むまでは利上げは行わない方針を再確認している。そこで英失業率が注目されることになるが、昨年11月~今年1月の失業率は7.2%となり、昨年10~12月から変化なし。利上げを急がないとの当局の主張を裏付ける形になっている。良好な英経済環境を背景にポンド高・円安傾向は持続すると考えているが、英金利環境の劇的な変化も想定しづらい以上、ポンドの上昇余地も自ずから限定されることになる。トレンドは引き続き上向きでみているが、ポンドよりも円サイドの動向に左右される可能性が高い。その意味では、米連邦公開市場委員会(FOMC)をきっかけにドル高・円安圧力をトレンドとして確立できるのかが問われることになるだろう。

テクニカルでは、一目均衡表の雲(167.96~169.37円)との攻防に。雲を下抜けすると、165円まで値が飛ぶリスクあり。逆に雲を上抜けできれば、基準線(170.68円)を試した後に、直近高値173.58円がターゲットに。サイコロジカルは、前週の7勝5敗から6勝6敗に。14日RSIは45.57。

今後1週間の予想レンジは、168.00~171.00円。

注目イベント
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