より下値が固くなったが、本日は「少し早めの利益確定売り」に注意…!?

長い膠着の後…
※ご注意:予想期間は3月21日と表示されていますが、本日(20日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

“ウクライナ”ではなく、やはり“FOMC(米連邦公開市場委員会)”でした…。

イベント前ということもあり、東京・欧州タイムは全くといっていいほど動きませんでした。こうした動きはNYタイムに入っても変わることはなく、ウクライナ懸念は燻り続けていたものの、マーケットは様子見から膠着を続けました。
激動のFOMCへ…
これがFOMCを機に、動き出しました。

大方の予想に沿った「100億ドルのQE(米量的緩和)縮小継続」「フォワードガイダンス(失業率目標6.5%)撤廃、幅広い指標を考慮する方法に修正」でしたが、完全に織り込まれていた訳ではありませんでした。またFOMC見通しが2015/16年末共に前回を上回ったことで、「利上げ時期はマーケットの思惑より早い」との見方も強まりました。米長期金利が2.79%台へと急上昇し、つれてドル円が102円半ばへと急反発したのはこのためです。
気になるのはさらなる上値追いだが…
こうして101円から上方ブレイクしたことから、次のポイントは「日足・一目均衡表先行スパンの雲(本日は103.096円/102.386円)に潜り込み切ることができるか…?」「あわよくば突破することができるか…?」と見られます。

昨日のFOMCは米景況感の先行きが明るいことを示すものですので、本日発表される主だった米経済指標(景気先行指数/フィラデルフィア連銀製造業PMI等)次第ではさらに楽観論が高まってもおかしくなく、“利上げ前倒し観測”を蒸し返しに伴う上値追いへの期待もされるからです。

“利上げ前倒し観測”は“諸刃の剣”…?
もっともこの“利上げ前倒し観測”は、NYダウをさらに押し下げる“諸刃の剣”です。このため現時点でリスク回避姿勢に傾斜している訳ではないものの、昨日よりは反応しやすくなったと考えるのが自然です。ましてや東京市場3連休を控えたスケジュール感からは、「少し早めの利益確定売り」が出てこないとも限りません。燻り続けているウクライナ情勢も、こうした状況になると効いてくる可能性が高まります。

“下値を固め”“上に跳ねた”格好ですので“さらなる上値追い”への期待は高まるばかりですが、本日に関しては“上攻めしきれない”流れを想定たいところです。“大きく値を崩す展開”は“さらにさらに遠退いた”とは思っていますが…。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:103.096(日足・一目均衡表先行スパン上限、3/12高値)
上値4:102.859(3/13高値、ピボット1stレジスタンス)
上値3:102.783(3/7~3/14の61.8%戻し)
上値2:102.670(3/19高値、50日移動平均線)
上値1:102.480(日足・一目均衡表基準線、3/7~3/14の50%戻し)
前営業日終値:102.348
下値1:102.146(3/19の38.2%押し)
下値2:101.983(3/19の50%押し、大台)
下値3:101.821(3/19の61.8%押し)
下値4:101.540(ピボット1stサポート)
下値5:101.274(3/18-19安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:54 ドル円 抵抗・支持ライン追加