<株式トピックス>=外国人投資家によるリスク回避の売りが鮮明に

 20日の東京株式市場は、外国為替市場での円安・ドル高の進行を受けて、朝方こそ高く始まったものの買いが続かず次第安の展開。さらに、後場寄り以降は一段安となり、日経平均株価終値は、前日比238円安の1万4224円と3日ぶりの大幅反落となった。
 財務省が20日寄り付き前に発表した9~15日の対内株式投資で、海外投資家が日本株を1兆924億円と大幅に売り越したことが、外国人投資家の売り姿勢を印象付けた。さらに、東証が20日引け後に発表した3月第2週(10~14日)の2市場(東京・名古屋)の投資主体別売買動向によると、海外投資家が9752億円の売り越し(前週は3637億円の買い越し)となった。売り越し額は、27年前にブラック・マンデーが起きた1987年10月3週の1兆1220億円以来、過去2番目の大幅なものとなった。
 確かに10日から14日の5日間で、日経平均株価は946円と1000円近い急落となったものの、売買代金はラージSQ(特別清算値)算出日となった14日を除けば、連日の2兆円割れで薄商いとなっていた。この薄商いの下での急落の背景に外国人の記録的な売りがあったことが裏づけられた。
 なお、来週明け24日の東京株式市場は、引き続き外国人投資家の手控えが続くことが予想され、売り先行のスタートとなりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)