“レンジ内の揺れ動き”がメインシナリオだが…

ジワリと値を落とす展開も、下値ではドル買いニーズ旺盛
※ご注意:予想期間は3月25日と表示されていますが、本日(24日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

東京市場が休場、主だった米経済指標も不在となった先週末は、大きな動意がない中でジワリジワリと値を落とす展開でした。

「QE(米量的緩和)終了から利上げまでの“少なからぬ期間”とは“6ヶ月程度”」。
19日の記者会見で飛び出したイエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長コメントにてドル買いが促されましたが、“やや過剰反応”との警戒感が上値を抑えました。
このためポジション調整のドル売りが優勢となり、102円ギリギリの水準へと押し下げられました。

もっとも同ライン付近ではアジア勢と見られるドル買いニーズは強く、それ以上の下値を探ることはありませんでした。
なお、ウクライナ(クリミア編入)を巡る欧米-ロシアの対立激化が円買いを促したとの声も聞こえましたが、リスク回避姿勢が進行した素振りは見受けられませんでした。
本日のポイントは“膠着レンジをどちらに抜けるか…?”
こうした中で本日は、先週末の膠着レンジである102.00-60円を“どちら方向に抜けてくるか?”に注目が集まるところです。

ウクライナを巡る懸念は相変わらず続いていますが、一方で現在はオランダ・ハーグで行われるG7首脳会合の結果待ちムードが強まりつつあります。
武力衝突等の突発的な動きが発生しない限り、本日は波乱材料とならないと考えるのが自然といえます。

一方で中国の景気動向も懸念されていますが、こちらは中国HSBC製造業PMI(10:45発表予定)の結果次第のところがあります。
好況/不況の境目とされる50を上回るのは至難の業と見られますが、前月は7ヶ月来の最低水準でもありました。
このため幾分でも改善していれば、リスク選好の円売りで反応してもおかしくなく、その結果に注目したいところです。
テクニカルはよくないが、ファンダメンタルズ的な下値追い要因も見当たらない…
テクニカル的にみると日足・一目均衡表先行スパンの雲の下限を割り込んでおりあまりよろしくはありませんが、ファンダメンタルズ的な下値追い要因も本日に関しては見当たりません。
このため“同レンジ内での揺れ動き”をメインシナリオに据えつつ、先週末の下押しを調整する“ジワリジワリとした買い戻し(円売り/ドル買い)”が入る展開を期待したいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:103.096(日足・一目均衡表先行スパン上限、3/12高値、大台)
上値4:102.859(3/13高値、ピボットハイブレイクアウト、3/7~3/14の61.8%戻し)
上値3:102.670(3/19高値、ピボット2ndサポート)
上値2:102.551(50日移動平均線、3/20高値)
上値1:102.480(日足・一目均衡表基準線、3/7~3/14の50%戻し、3/21高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:102.185
下値1:102.016(3/21安値、ピボット1stサポート、大台)
下値2:101.937(3/14~3/19の50%押し)
下値3:101.763(3/14~3/19の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:101.551(ピボットローブレイクアウト)
下値5:101.274(3/18-19安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

10:24 ドル円 抵抗・支持ライン追加