【米ドル】 米利上げスケジュール提示で、ドル/円は底固く推移

ウクライナ情勢に対する警戒続くも
米ドル/円相場は、1ドル=101~103円のレンジで揉み合う展開に。引き続きウクライナ情勢がドル/円相場の上値を圧迫するも、米金融緩和縮小の動きを背景としたドル買い(円売り)圧力も強く、明確な方向性を打ち出すには至っていない。足元では102円台前半での取引になっている。

3月18~19日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されたが、毎月の資産購入額は従来の650億ドルから550億ドルまで100億ドル減額された。ここまでは事前に想定されていた動きだったが、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げの具体的なスケジュールにまで言及したことが、ドル/円相場を強力にサポートしている。同議長は、今秋までに資産購入プログラムを終了させる方針を示すと同時に、その6ヶ月程度後には利上げを検討する方針を示している。あくまでも、現在の強気の経済見通しが維持された場合の仮定の議論だが、2015年の早い段階には利上げが実施される見通しであり、ドルの下値不安は限定的とならざるを得ない。米金利水準も再び切り上がっており、日米金利環境からもドル/円の押し目買い基調は維持されよう。

今週は28日に国内の2月消費者物価指数(CPI)の発表が控えている。事前予測は、前年比で1月の+1.4%から+1.5%までプラス幅を拡大する見通しになっている。特に追加緩和が急がれる状況にはないことが確認される見通しであり、追加緩和の催促相場化するリスクには注意が必要。

テクニカルでは、改めて一目均衡表の雲下限(102.15円)との攻防に。同水準をブレイクすると、次は103.00円の節目を試し、直近高値103.76円がターゲットになる。支持線は101.00円の節目、2月の直近安値100.76円、その下は100円の節目になる。サイコロジカルは、前週の5勝7敗から6勝6敗に。14日RSIは50.35。

今後1週間の予想レンジは、101.50~103.50円。

注目イベント。
【 米国 】
03/25(火)1月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
03/25(火)3月消費者信頼感指数
03/25(火)2月新築住宅販売
03/26(水)2月耐久財受注
03/27(木)第4四半期GDP
03/27(木)新規失業保険申請件数
03/28(金)2月個人所得・支出
03/28(金)3月ミシガン大学消費者マインド指数
03/31(月)3月シカゴ購買部担当者指数

【 日本 】
03/28(金)2月失業率
03/28(金)2月消費者物価指数
03/28(金)2月小売売上高
03/31(月)2月鉱工業生産指数
03/31(月)2月住宅着工件数